リーディング力を上げるためには「良質な英語」をたくさん読むこと、つまり多読が唯一の道です。
今の時代は本当に便利。いつでもどこでも無料で読めるたくさんのリーディング教材が出ています。
今回は出勤途中や休憩時間などスキマ時間でも活用できてしまう「アプリ型」の英語リーディング学習アプリを厳選して5つご紹介します。
社会人になってから英語の勉強を本格的に始めた初心者の方や、これから始めたい方はこちらのページも是非参考にしてみてください。

アプリで英語リーディングを勉強する方法とは?
リーディング勉強方法の原則
アプリをダウンロードして英語の文章をたくさん読むだけ、と思うかもしれませんが、初心者が闇雲に文章を読もうと思ってもリーディングの力はつきません。
英語の勉強を始めたばかりの初心者の人がいきなり難しい文章を読んでも挫折してしまいますし、逆にある程度単語力などがついた人にとって簡単な文章を読んでも勉強にならないでしょう。
また、英語を含めて語学の勉強は継続が何よりも大切です。一気に頑張りすぎてガス欠になるのではなく、少しずつ長い期間勉強を続けていくように計画していきましょう。
そのため、自分のレベルにあったアプリを選んでスキマ時間などを利用しながら毎日コツコツリーディングを行なっていくことがおすすめです。
スラスラ読むことを意識しよう
また、リーディングの勉強では多少単語の意味がわからなくてもそのまま読み進めることが大切です。
日本語訳や辞書などに頼って1つ1つ単語の意味を理解しようとするとなかなか文章の全体像が頭に入ってきません。
リーディングアプリの記事は時事ニュースなどが多いため、どうしても一部難しい単語が入ってきます。
そのような単語はもちろん覚えてもよいですが、リーディングアプリの目的はスラスラたくさん読むことです。単語や文法などは他の教材で勉強するとして、リーディングアプリではスラスラ読んで全体として記事が何を伝えようとしているのかを理解することが大切です。
そうすればビジネスシーンで英語の資料をさらっと読んだり、TOEICテストの長文問題で高得点をとったりできる様になると思います。
英語リーディングアプリの種類は?
英語リーディングアプリには大きく分けて2種類あります。
1つは「英語学習者用アプリ」、もう1つは「英語ニュースアプリ」です。
「英語学習者用アプリ」は英語のリーディングを勉強している人向けなので、日本語訳や単語の検索機能、レベル別の分類などの機能がついていることが多いです。
英語の勉強を始めたばかりの方や、語彙に自信のない方はこのような英語学習者用のアプリをダウンロードするとよいでしょう。
一方で、「英語ニュースアプリ」は英語ネイティブの人も使用するアプリのため、高度な語彙力が求められます。
また、単語の意味の検索機能や日本語訳などが付いていないことが多いですが、より多くの分野の記事を読むことができるます。
ある程度英語を勉強してきた人で、より高いレベルのリーディング教材を欲している人は英語ニュースアプリをダウンロードするとよいでしょう。
英語リーディングにおすすめの無料アプリ5選
ではここからは英語を勉強している人におすすめのリーディング用無料アプリを5つご紹介します。
Study Now!(スタディナウ)/ 初心者向けアプリ

Study Now!は複数カテゴリーについての短い英文ニュースが届くニュースアプリです。
ニュースだけではなく、漫画やエンタメなどのカテゴリーもあるためニュース自体に飽きが来ない所が最高です。
また、英語だけ表示したり、日本語訳も併せて表示したりなどを簡単にタップで選定できるのも素晴らしいです。
さらに各記事ごとに使われている単語リストや、単語の使い方まで解説されている丁寧さ。
これが無料なんて正直信じられません。音声読み上げ機能もついており、さすがにそこは有料になります。
短いセンテンスごとに対訳が出ますし、文章も短いので難易度は低めです。
POLYGLOTS(ポリグロッツ)/ 初心者向けアプリ
POLYGLOTSは英字ニュースを活用したニュースアプリです。
こちらもスタディナウと同様に広いカテゴリーの英語が読めることはもちろん、英語学習者向けに様々な機能が付いています。
英語と日本語訳の切り替えに加え、強制的に読むスピードを上げるための自動スクリール機能、さらにわからない単語はタップするだけで意味が表示され、ブックマークでリスト化することができます。
これも無料なんて…本当、時代はどんどん便利になっていきますね。
NHK WORLD-JAPAN / 中級者向けアプリ

こちらはNHKニュースの英語版です。
英語のレベルはそこそこ高いですが、ニュースの内容は日本に関連するニュースなのでなじみやすく、英語学習の初級〜中級レベルに適切でしょう。
より世界のニュースを知りたいという人はここから先に紹介するBBCやThe Economistの方がおすすめです。
BBC WORLD WIDE / 中級~上級者向けアプリ
言わずと知れた世界的なニュースメディアBBCのニュース配信アプリです。
このレベルまでスラスラ読めるようになれば大したものです。日常会話のボキャブラリでも詰まることはほとんどなくなります。
ちなみに、あまり知られていませんがBBCはVOA(Voice Of America)と同じく英語学習者向けのサービスを提供しています。
映像+音声+テスト、を無料で利用可能です。ご興味ある方はこちらもご覧ください。
The Economist / 上級者向けアプリ

The Economistは英語ネイティブの人からみても格式高い新聞のアプリです。
タイトルから読み取れるように、金融や経済を中心としたレベルの高いニュースが配信されています。
あらゆる英語原文をそのまま読み、英語ネイティブからみても使用している単語のレベルが高いので、難易度は最高レベルです。すでにかなり英語が読める人向けのアプリです。
全ての記事を読むためには月額料金が発生しますが、毎日1記事であれば無料で読むことができるので英語学習にはちょうど良いと思います。
英語学習アプリと英会話レッスンがセットになったサービスも


ここまでは無料の英語リーディングアプリをご紹介しましたが、やはり自己流で勉強しようとするとどうしても効率は悪くなってしまいます。
そこで、忙しいけれどできるだけ早く効率的に英語のスキルを身につけたいと考えている社会人には有料のサービスをおすすめします。
特におすすめなのは英語学習アプリとオンライン英会話のレッスンがセットになった「スタディサプリENGLISH ビジネス英語コース 英会話セットプラン」というものです。
TOEIC学習などで有名な「スタディサプリ」と24時間いつでもオンライン英会話ができる「ネイティブキャンプ」がタッグを組み、忙しい社会人でも隙間時間に英語の勉強をできるようサポートしてくれます。
月額6,578円(6ヶ月パック)が発生しますが、空いたスキマ時間に「今すぐレッスン」を行えば何回でも英会話レッスンを受けることができ、かなりお得です。
基本レベルの英語からビジネスレベルの英会話まで幅広くカバーしていて、ゼロから英語を勉強する人にも、英語を仕事でもっと使いたいと考えている社会人にとっても十分料金を支払う価値のあるサービスだと思います。
この機会に是非取り組んでみてはいかがでしょうか?
英語リーディングアプリを使う際の注意点とは?
今回は社会人におすすめの英語リーディングアプリを紹介してきましたが、使う時には1つ大切なルールがあります。
それは「日本語訳に最初から頼らないこと」です。
英語を読む際に、都度日本語に訳す癖から抜け出さないと本当のリーディング力はつきません。
できるだけ日本語には頼らず、どうしてもわからない場合に単語の意味を調べる程度に留めておきましょう。
「いやー、そう言われても単語の意味がほとんどわからなくて…」という場合は難易度が合っていません。難易度を下げましょう。
このあたりは別の記事にもまとめているので、ご興味ある方はご参照ください。
