英語コラム

その勉強法大丈夫?聞くだけ教材で英語が話せるようにならない理由とは

世の中には「聞くだけで英語が話せる!」という教材が溢れていますが、大人の場合は聞くだけでは英語は上達しません。

このページではその理由を説明しています。

英語学習においてリスニングは確かに必要

英語はコミュニケーションですので、「自分の言いたいことを発信する力」と「相手の言いたいことを理解する力」の双方が必要です。

当然、英語を聞く力が無ければ相手の言いたいことを理解することはできません。そのため、英語学習においてリスニング練習は避けては通れません。

ただ、30代以降に英語を学習した身として「聞くだけ」で英語が話せるようになる、という論調には警鐘を鳴らします。

 

「聞くだけ」の効果は耳が英語に慣れるだけ

学習者が「大人の英語初心者」という前提を置いた場合、まず「聞くだけ」で英語が話せるようになることはほぼ確実にありません。

理由は「大人と子供は脳機能が違うから」です。脳の言語中枢が完成した大人の場合、ネイティブのような勉強法はできません。この辺りは別の記事でもまとめているのでご興味がある方はご参照ください。

英文法
社会人の英語やり直しでも英文法の勉強が必要な理由とおすすめの参考書社会人が英語をやり直す場合でも一度英文法は学びなおすべきです。その理由や推薦参考書をご紹介します。...

 

単語や文法、そして音を知らないとリスニングにもならない

初心者の場合は聞くだけではリスニングの練習にすらなりません。

リスニングとして成立させるためには、まず英語を英語として聞き取れる能力が必要です。

そのための第一歩として必要なのは英語の発音をきちんと捉えられるように、音と単語を合致させていくこと。

そのための勉強法として当サイトではディクテーションをご紹介しています。

英語初心者必見!リスニングはVOAを使ったディクテーションがおすすめ英語初心者のリスニング練習にはVOAを使ったディクテーションという学習がおすすめです。VOAの使い方などをご紹介しています。...

ディクテーションを成立させるためには最低限の単語力と文法力も必要です。

単語も文法も全く無い中でリスニングを始めても、それは英語ではなく「ただの音の塊」にしか聞こえません。

英語の音に耳が慣れることはあっても、聞き取れる(=英語が文章として頭に流れ込み、意味を理解できる状態)ようにはなりません。

 

字幕付き海外ドラマならまだ眺めるだけでも意味があるが

海外ドラマ視聴のトレーニングもある程度の英語力がなければあまり意味がありません。

使われている単語がほとんどわからない、という状況ではトレーニングにはなりませんし、ある程度聞き取る力と英語を読み取れる力が無ければ会話のナチュラルスピードにはついていけません。

「英語に耳が慣れる」のと「聞き取れる」のは似ていて非なるものです。

せめて字幕付きの海外ドラマ視聴であれば、字幕を追いながら英単語と音をくっつけていくことができるので意味があるかもしれません。

動画配信サービスのHuluだと字幕付きの海外ドラマを豊富に視聴できます。

「聞くだけ」ではなく「考えて使う」のが重要

英語音声教材を使って「英語を話せるようになる」、つまり英語の発信能力をトレーニングするためには「聞くだけ」ではなく「頭で考えながら教材を使う」必要があります。

 

アウトプットの練習として使うならあり

頭で考えながら教材を使う、というのは具体的に説明をするとアウトプットの練習として使うということです。

当サイトでは英語の学習を、

・インプット
・繋げる練習
・アウトプット

の3段階に分けています。

詳細は別記事をご参照いただければと存じます。

30代からでも1年で英語が話せるようになった勉強法社会人になってから英語の勉強を始めたけれど、なかなかうまくいかないという人はいませんか?このページでは30歳以上の社会人に向けて、自分が実際に30歳から英語を話せるようになった学習法をお伝えします。...

この、アウトプットに繋げるための「フレーズ習得」の教材として使うならば、音声教材は発信力強化のための強力な教材として働きます。

フレーズ習得については別記事でもまとめていますので、ぜひご参照ください。

日常英会話を最短で習得するには「フレーズ習得」がおすすめです日常英会話を最短で習得するにはフレーズ習得という学習法が効果的です。フレーズ習得の内容から具体的な学習法、おすすめのテキストまでご紹介します。...

 

まとめ

誤解を恐れず繰り返し書きますが、こと大人の英語初心者に関して「聞くだけで英語が話せるようになる」という甘い話はありません。

それなりの勉強は必ず必要です。

ただ、効率的な勉強法というのは存在します。

勉強法の答えは一つではありませんが、当サイトが提唱する勉強法が何かしらご参考となれば嬉しい限りです。