英語コラム

なぜあなたは英語を話せるようにならないのか?英会話上達に必要なたった一つのこと

言葉というのは不思議なもので、学習年数が長ければ話せるようになるというものでもありません。

また、海外に長く住んでいるからといってその土地の言葉を話せるようになるというわけでもありません。

英語を話せる人と話せない人では何が違うのか?一度じっくりと考えたことがあります。

たどり着いた結論は「英語を話したいという強い気持ち」を持っているかどうか。そしてその気持ちを持っている人というのは「英語を話す必然性」を持っています。

つまり「英語を話す必然性」があれば、英語はとりあえず話せるところまでたどり着けます。

シンプルですが限りなく真理に近いと思っています。

もしあなたの英語がなかなか上達しないのであれば、それは「必然性」を作れていないからかもしれませんよ?

以下、詳しく書いていきます。

必要は発明の母、必然性は英語学習の母である

「必要は発明の母(Necessity is the mother of invention.)」という言葉があります。

必要に迫られることが発明を生み出す、というシンプルな言葉ですね。

英語の学習も共通する部分があります。言葉にすると「必然性は英語学習の母」というところでしょうか。

あなたがどれだけ英語を学習しても話せるようにならないのは、「英語を話す必要性に迫られていないから」です。

 

「必然性」に出会うと人は英語を使う努力をする

初めての海外旅行…、駅で困っている外国人に道を聞かれて…、仕事でいきなり海外からゲストが来て…、のように、世の中には「英語を使わざるを得ない状況」というのがあります。

人は英語を話さなければならない環境に置かれると、英語を使えなかろうが何かしら話す努力をします。「伝えたいこと」がそこにあるからです。

もちろん、帰国子女でもない限り最初は全く話せません。言葉が出てきたとしても、自分が描く理想の英語レベルとはかけ離れているでしょう。

そして「伝えたいことがあるのに、伝えられない」という歯がゆい気持ちに陥りますよね。

その後、英語学習を開始し「なんだ、こう言えば良かったのか…」と納得します。一つ賢くなった気がしますよね。

しかし、必然性が一時的なものであればそこで終わり。その英語は使うことなく記憶の彼方へ消えていきます…。

 

言葉は「使う」ことで定着していく

英語含め、すべての言語は使うことで定着していきます。「使う」ことで生きた言葉として脳みそに染みこんでいきます。

伝えたい内容がある→伝えられなくて悔しい(困る)→インプットする→アウトプットする→定着する。言葉の学習というのは簡略化するとこの繰り返しです。

しかし使う必要が無ければいつまで経ってもこのプロセスを踏めません。

英語学習で目的意識を持つことが重要だ、と言われるのはこのためです。

目的があるから「伝えたいこと」が生まれ、伝えるためにインプットします。

また、目的があるから実際にアウトプットをします。

英語学習で目的を設定する重要性英語学習で重要な目的設定についてまとめています。...

 

人は必要な言葉から覚えていく

赤ちゃんを見ていると、パパやママなど身近な人の呼称から覚えてきますよね。

その後は「食べたい」、「欲しい」、「嫌だ」、など欲求を伝える言葉を覚えていくと思います。

一般的に赤ちゃんは「生きるために必要な言葉」、つまり「伝える必要がある言葉」から覚えていきます。

これは大人になっても同じです。

例えば私は海外で生活をしていますが、現地の言葉はまず「生活で必要な言葉」から覚えました。覚えないと生活できないので必死ですし、実際頻繁に使う必然性があるので自然な使い方を覚えていきました。

 

言葉を使う必然性のある環境に身を置く。

そして「伝えたい」「伝えないとまずい」という気持ちを絶えず生み出す。

これが英語のみならず、言語習得で最も大切なことなのだと思います。

 

英語を使う環境に積極的に身を置こう

「英語を使う必然性が大事」ということをお伝えしてきました。

それでは英語を使う必然性を生み出すためにはどうすればよいのでしょうか?

 

当たり前すぎる答えで申し訳ないのですが、「英語の必然性」を作るには英語を使う環境を自分で作るしかありません。

定期的に英語を使う環境に身を置き、どんなに拙い英語でも構わないので使ってください。

そして失敗して「これを伝えたい」「もっと伝えたい」「伝えられないと困る」という気持ちを持ち続けましょう。

身近でそのような環境を作れなければオンライン英会話でも十分です。

蛇足ですが、オンライン英会話で好みの講師を見つける、というのも有効です。極端な話、英語を話すための動機は何でもよいのです。動機に貴賤はありません。

大切なのは伝えたいという気持ちです。思えば私も嫁(会話は英語)と出会ってから英語力が一段階レベルアップしました。

あの美人・ハンサムな先生ともっとプライベートは話をしてみたい…という気持ちでもいいじゃないですか。

邪な気持ちでも無いよりはマシです。

講師数が多いレアジョブかDMMあたりで探してみてはいかがでしょう?

レアジョブとDMM英会話の講師はどっちがおすすめ?大手オンライン英会話のレアジョブとDMMの講師について徹底的に比較してみました。...