英語学習は長い山登りのようなもの。途中でやる気の線が切れてしまうこともあるでしょう。
そのような時におすすめしたい、やる気を取り戻すためのTIPSをいくつかまとてみました。
最近少しやる気が…と感じている方は参照してみてください。
多忙な大人は下がったやる気を放置してもなかなか戻らない

どんな立場でも語学習得にはそれなりの期間が必要ですが、最初のやる気を永続的に持続できる人は稀です。特に忙しい30代以降の社会人は一度やる気が下がってしまうとそのまま勉強を離れてしまう人もいます。
学生の場合はテスト!受験!など強制的な環境に置かれているのでわかりやすいのですが、社会人の英語学習は仕事やスポーツと似ており、自分自身でモチベーションをコントロールしなければならない時もあります。
モチベーションの上げ方は人それぞれですが、一つだけ確かなことは、下がったモチベーションを放置していても自動的に上がることは稀ということです。脳に対する何かしらの刺激・アクションが必要です。
今回は個人的な経験も含みつつ、英語に対するやる気が下がった社会人に推薦したいアクションをご紹介します。
学習意欲が戻る!?英語へのやる気を取り戻すための7つのアクション
人によって相性があるとは思いますが全部で7つあります。後半へ行くほどショック療法の色合いが高まります。
目的を振り返る

まずは王道です。
大人になってから英語をやり直そう!と思った方の多くは何かしら学習のきっかけとなった「目的」があったはずです。
- 海外旅行をもっと楽しみたい
- 外国人の友達が欲しい
- 転職の機会を増やしたい
- 給与を上げたい
- 恋人にかっこいい所を見せたい
- 子供の教育のためにも親である自分が英語を話せなければならない
人によって目的は様々でしょうが、もう一度学習を開始した時の気持ちを振り返ってみるのはやる気を取り戻す最も有効な手段の一つです。

今までの成長を書き出してみる

あなたはなぜモチベーションが下がってしまったのでしょう?
もし原因が「伸びている気がしない」ということであれば、一度30分ほど机に向かい、ノートに「できるようになったこと」を書き出してみてください。
学習を開始した時と比べて、単語の知識は増えていないか?わからなかった文章が読めるようになっていないか?英語の音に敏感になっていないか?少しでも聞き取れる音は増えていないか?など、どんな小さなことでも構いません。
頭で考えるのではなく、実際に書き出してみると思ったよりも成長していることがわかるかもしれません。この方法は受験予備校でも使われているモチベーションコントロールテクニックです。
人に話してみる
自分の今の状況を思い切って友人に話してみるのも手です。
本来は一緒に学習している仲間などの方が良いのですが、勉強仲間がいない場合は仲の良い友人であれば誰でも構いません。
人間、詰まっているものを吐き出すと心がスッキリして物事が前に進むこともあります。
なぜ自分が英語のやり直しをしようと思ったのか、という部分から共有してみてはいかがでしょうか。自分では思いもよらないアドバイスをもらえるかもしれません。
目標を下げる

社会人の多くは忙しい時間の合間を使って勉強時間を捻出しています。勉強よりも仕事や家庭が優先になることも多く、どうしても勉強時間が取れない場合もあるでしょう。
そういう場合は意固地にならず、少し目標を下げてみるのも良いかもしれません。
一日2時間勉強しよう!と思っていたのなら二日で2時間にする、一日10単語を覚える!と思っていたのなら二日で10単語にする、などです。
「目標未達」が続くとやる気が下がってしまうのは仕事でも勉強でも同じです。目標を少し下げ、達成していくことでまたやる気を取り戻せるかもしれません。
外国人が集まる繁華街へ行ってみる

個人的な経験談も多々含まれますが、日本人が「あー、英語くらい話せるようにならなきゃ!」と英語モチベーションが最も上がる瞬間は、実際に外国人と触れ合った時ではないでしょうか?
その気持ちを取り戻そう!ということで外国人が集まる夜の街に繰り出してみるのはいかがでしょう?
東京であれば六本木の外国人が好きそうなお店へ行けば360°外国人に囲まれることだって可能です。
「話せない」というショックが「話したい」という動機を再び高めてくれるかもしれません。
もしくは以前より話せるようになっている自分、に気付かせてくれるかもしれませんよ。
英会話の無料体験で外国人と話す

英語を話したい!と思い立った瞬間はいつですか?「実際に外国人と話して話せなかった」という経験が発端になっている人も多いはずです。ならば実際に話してもう一度原体験を思い出しましょう。
ただ、住んでいる場所によっては「全然外国人がいない」という人もいるでしょう、というよりもむしろそういう人の方が多いかもしれません。
その場合は英会話の無料体験に参加して外国人と話す、という手があります。その際は日本人がやっている英会話教室ではなく、外国人講師の場が必須です(※)。
※本サイトでは本格的に英会話教室に通うのであれば日本語講師の学校を推薦していますが、それとこれとは別です。今回はモチベーションを上げることが目的なので。
実際のリアルな英会話教室へ行くと体験後の勧誘がしつこいかもしれませんが、オンラインのスカイプ英会話ならほとんど後腐れがありません。
オンライン英会話については別記事でもまとめていますのでご参照ください。


週末弾丸で海外へ飛ぶ

最後はやや過激ですがこれが一番効果があると思います。
「外国人と触れ合うこと」との相乗効果で日本人の英語学習モチベーションを最も高めてくれるのは「海外旅行」です。
私は海外に住んでいるので日本へ年に数度一時帰国するのですが、その度に同じタイミングで帰国したツアー客から「英語勉強するぞ!」という声が聞こえています。
当の私も何度も経験があります。「現地でコミュニケーションを取りたくても取れなかった歯がゆさ」や、「海外文化に触れるという体験」が合わさって最高に学習モチベーションを高めてくれました。
英語ネイティブ圏まで行かなくとも、近場のアジア旅行でも十分です(ホテルや空港で英語を使わざるを得ないから)。台湾あたりで安いツアーを見つけられれば1万円代でも行けるはずです。
いっそのこと思い切り海外へ飛んでしまうのが一番のモチベーションアップアップ方法なのかもしれません。