オンライン英会話

オンライン英会話の魅力と課題

2000年代に日本にオンライン英会話が登場して以来、オンライン英会話サービスの数も利用者の数も伸び続けています。

なぜこんなにも人気なのでしょうか?この記事ではオンライン英会話の魅力をプラスマイナス双方の側面から考えてみます。

オンライン英会話の魅力

利用者が増え続けているということは支持される魅力がある、ということです。オンライン英会話の持つ魅力をまとめます。

 

月5,000円程度から気軽に始められる

オンライン英会話の最大の魅力はなんといっても圧倒的な利用料金の安さです。

オンライン英会話のほとんどはマンツーマンレッスンとなっています。

通常の英会話学校ではグループレッスンとマンツーマンレッスンがありますが、マンツーマンレッスンは1レッスンあたり安くても5,000円~というのが相場です。

例えば低価格で有名な「駅前留学NOVA(ノバ)」でも1回あたりの授業料は5,000円からとなっています(最も安いマンツーマンコースは月額20,000円の場合)。

▶ノバ

一方オンライン英会話の世界では5,000円を払えば「1ヶ月」サービスを受けることができます。

オンライン英会話の代名詞でもある「レアジョブ」では月額4,200円で8回のレッスンが可能です。また、常識破りの価格帯で参入した「ネイティブキャンプ」では月額5,500円払えば「回数無制限」でレッスンを受けることができます。

▶レアジョブ英会話

 

▶ネイティブキャンプ

リアルな英会話学校では1回あたりのレッスン料でも、オンライン英会話では1ヶ月分の利用料に充当するのです。

今まで価格が理由で英会話を始められなかった人たちが一気に利用し始めるのも納得してしまいます。

 

解約金が無いので気軽に退会、乗り換えができる

価格が安いだけではなく、退会や乗り換えがしやすいのも魅力の1つです。

リアルな英会話スクールでは長期契約が前提とされていることが多いです。未だに「塾」のような価値観で運営されているせいか、「数カ月契約が前提」だったり「最初に大量のレッスンチケット購入が必要」なことが多くあります。

一方オンライン英会話では好きな時に退会できるのが普通です。入会金もなく、1ヶ月単位で利用できます。たとえ1ヶ月で退会したとしてもペナルティなどもありません。

気軽に始めることもできれば、気軽に辞めることもできるのです。

 

24時間好きな場所から利用できる

オンライン英会話が登場し始めたころはまだまだデスクトップPCの全盛期。オンライン英会話であっても「自宅デスクの前」で待機してレッスンを受けるのが通例でした。

現在ではラップトップ(ノートPC)はもちろんスマートフォンで授業を受けることもできます。そのためイヤホンをつければ仕事帰りのカフェでも大丈夫。どこでもレッスンを受けることができるのです。

 

また、時間の自由さも魅力の1つです。

多くのオンライン英会話では早朝から深夜まで授業を受けることができますし、24時間にわたりレッスンを提供しているサービスも珍しくありません。また、開始5分前に予約すれば授業を受けられるサービスもあり、急に空いた時間をレッスンに使えるのも魅力です。

たとえば大手オンライン英会話のDMM英会話では24時間レッスンが可能ですし、5分前まで講師予約が可能です。

▶DMM英会話

色々なタイプの講師と英会話を実践できる

リアルなオンライン英会話ではせいぜい数十名の講師陣が限界です。一方オンライン英会話では数百名の講師陣が揃っているのが普通です。大手サービスでは数千名の講師から選択できます。

講師の数が多ければ自分に合った先生と出会える可能性も高くなります。

しかし講師が多いメリットはそれだけではありません。講師の幅が広いと触れられる英語の幅も広がります。

フィリピン人講師のイメージが強いオンライン英会話ですが、サービスによっては世界中から講師を集めているものもたくさんあります。ネイティブと非ネイティブの違いはもちろんですが、英語というのはそれ以上に国による違いが現れます。

極端な話ですが、ネイティブと一緒に英語を練習した人がインドに行き、まったく英語が聞き取れなかったという話もあります(一般的にインド英語の訛りは激しいです)。英語訛りの強い国に仕事で行く場合などは、その国の人と事前に練習などできた方が良いでしょう。

まぁインドの話は極端だとしても、単純に世界中の人と気軽に英語レッスンができるのは面白く刺激的です。

 

目的に応じた教材を使うことができる

教材の種類や多さもオンライン英会話の魅力の1つです。

オンライン英会話の教材はデジタル教材が一般的です。オリジナル教材を用意しているサービスもあれば、デジタルの強みを活かして「ニュース記事」や「海外ドラマ」を教材としているものもあります。また、稀に有料教材になることもありますが、ほとんどのサービスでは教材は無料で使えます。

教材の幅が多いということは色々な性格の教材があるということ。「ビジネス」や「旅行」などの目的別はもちろん、自分のレベルに沿った教材を選べることも魅力でしょう。

ちなみに先ほども例に挙げたDMM英会話では7400以上の教材を用意しており、すべて無料で使うことができます。オンライン英会話の中でももっとも幅広い教材数となっています。

 

オンライン英会話の課題や問題点

魅力の多いオンライン英会話ですが完璧なサービスではありません。課題や問題点もあります。あえてマイナスの視点でリストアップしてみます。

 

講師のやる気の差が激しい

「講師選定基準の厳格化」「講師自体の競争率の増加」によりだいぶ改善はされていますが、講師のやる気の差が激しいことは留意しておいた方が良いでしょう。

「毎日運営側と講師が顔を合わせている」リアルな英会話教室よりも、「直接講師と運営が会うことのない」オンライン英会話では「やる気の管理」が難しくなります。

またオンライン英会話では「副業」として講師を務める人たちも少なくはありません。このこともやる気のバラつきに影響を与えているでしょう。

ただ、最近では「実際に講師をオフィスまで出社させる」などオンライン英会話の弱点を改善したサービスも登場しています。

例えばQQイングリッシュでは講師は全員オフィスに出社をしてレッスンを提供しています。また、全員に英語教育資格を取得させる取り組みも行っています。オンライン英会話ですが運営はリアルな英会話学校、という新しいタイプの学校です。

▶QQ Englishオンライン英会話

英語の教え方が講師の経験に依存しがち

講師のやる気以上にバラつきがあるのが英語の教え方です。

これも運営側は絶え間ない努力と工夫をしていますが、数百人・数千人の講師がまったく同じ教え方をするというのは不可能です。どうしても多少の個人差は出てしまいます。

ただ、先ほどあげたQQイングリッシュのように抜本的にオンラインの弱点を抑えたサービスだと個人差は極力抑えられています。

 

レッスン時間が平均25分で短い

リアルな英会話スクールの場合、レッスンは40分~50分というのが相場です。一方オンライン英会話では法律で決められたかのように1レッスン25分が常識となっています。

レッスン時間は価格帯と引き換えの側面があります。

レッスン時間を長くとってしまうと当然1人の先生が抱えられる生徒の数も減ります。数が減ると授業力を高くする必要があります。それを防ぐためにも授業分数は短く設定されています。

また、30分ではなく25分と半端になっているのは、準備を含めて30分で計算されているからです。学校側が管理をしやすく、先生1人当たりの授業数も増やせるのが授業時間25分+先生の休憩5分、ということです。

 

リアルな英会話スクールよりもキャンセルしやすい

実際に講師と対面し、学校の雰囲気が強いリアルな英会話スクールよりも、オンライン英会話はキャンセルをしがちという人もいます。

スマートフォン一つあれば画面から簡単にキャンセルできてしまう便利さがそうさせるのかもしれませんし、オンラインの雰囲気がそうさせるのかもしれません。

また、サービスによっては30分前までであればペナルティ無しでキャンセルできてしまうものもあります。この機能は細かい予定調整がしやすいという見方もできますが、人によってはキャンセル癖が付きやすいという見方もできます。

この辺りは一長一短な部分です。

 

完璧ではないが弱点を理解して使えばお得で効果的なオンライン英会話

どのようなサービスも長所があれば短所もあります。オンライン英会話にはオンライン英会話の良さがありますが、リアルな英会話と比較して失われた部分もあります。

ただ、サービスの特徴を理解した上で利用すればこの上なく便利なサービスであることは間違いありません。その証拠として利用者が増え続け、新サービスの登場も止まらないのでしょう。

いずれにしろ、サービス登場初期と比べて現在のオンライン英会話のサービス品質は著しく向上しています。ほぼすべてのサービスで無料体験を提供しているので、興味があれば気軽に試してみるのが良いでしょう。