英語を使うためには英単語や慣用句の知識が必要です。しかし単純な書き取り作業で覚えていくと辛い。
実は英単語の学習に書き取り練習なんて必要ありません。目と耳を使ってイメージとして覚えていく方法がおすすめです。
その際には単語帳が必要です。手持ちの単語帳で音声や例文が豊富であればそのまま使い方を見直せば良いでしょう。
また、もし今手持ち単語帳が無いのであれば、私含め多くの人も推薦するDUO3.0がおすすめです。
この記事ではおすすめの単語帳としてDUO3.0を紹介しながら、効果的な使い方もお伝えしています。
30代以降に英会話を勉強する方はこちらのページも参考にしてみてください。

大人の英単語学習でも活躍するDUO3.0
私が人におすすめの単語帳は?と聞かれた際、必ず答えているのがDUO3.0です。
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DUOと言えば受験用の英単語帳というイメージが強いかもしれません。私も遠い昔、大学受験の際にDUOを使っていた友人が複数いたのを覚えています。
そんなDUOですが、実は大人の英語学習でも大活躍します。むしろこれ一冊を使い続けるだけでも単語と慣用句の学習は十分な内容となっています。
DUOの主な特徴は3つです。
- 例文(560種)を使いながら単語(1572個)と熟語(997個)をまとめて覚えられる
- ざっくりとした学習から深い学習まで様々な使い方ができる
- 音声教材と併せた学習できる
簡単にまとめると、「浅い学習から深い学習まで」、「音声を使って効果的に学習できる」教材です。
DUO3.0 の構成と強み
DUOの誌面構成は「見出し例文」が最初にあり、例文に含まれる「単語の説明」、さらに「単語の応用的説明」、最後に「和訳」がワンセットになっています。
この構文を使って単語を覚えていくというのが非常に大切です。
いわゆるThe単語帳的な内容で単語だけ羅列してある場合、まず単語が頭に入ってきません。
中高生の時代、とにかく単語だけをノートに書き取りまくり、とにかくわけもわからず暗記していった人も多いでしょう。
単語は構文を使いながら覚えていくことで下記の様なメリットがあります。
- 実際の使い方やシーンをイメージしながら習得できる
- 他の知っている単語や文脈と一緒に合わせることで記憶に残りやすくなる
- 単語だけの学習よりは楽しい
特に1つめ、2つめのメリットは大きいです。
必ず使いたい「復習用CD」
DUO3.0はテキスト情報だけでも役立ちますが、効果的な学習をするのであれば必ず揃えたいのが「CD/復習用」です。
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復習用CDには1枚のCDが入っており、見出し英文のネイティブ発音音声(ナチュラルスピード)が延々と録音されています。
この音声を使うことで、耳からも学習できますし、復習もしやすくなります。
DUO3.0には他にも「見出し英文和訳」や「見出し英文(スロースピード)」など計5枚のCDが付いてくる「CD/基礎用
」がありますが、私は「見出し英文(ナチュラルスピード)」だけあれば充分と考えているので、復習用のみの購入を勧めます。
そんなにたくさんの音声CDがあっても単語の学習だけにそこまで時間をかけるべきではない、という理由もあります。
また、スロースピードでの音声学習をするなら一気にナチュラルスピードでやってしまった方が早いです。
無駄を削ることで費用削減にもなりますしね。
DUO3.0の使い方
どのような教材でも、使い方一つで学習効果は大きく変わります。
私がおすすめするDUO3.0の学習法は下記の4ステップです。
- 期限を切る(1日1チャプターやる、など)
- 例文を見ながら音声を聞き、わからない単語の意味を拾う
- 音声を聞き、日本語の意味をイメージしながら真似る
- 音声だけのリスニングを繰り返す
期限を切る
文法書を学ぶ時とも一緒ですが、英語の基本部分を学習する際は必ず期限を切りましょう。
ダラダラやると絶対に一冊完了することはできません。
DUO3.0を使う際も同じく、期限を切りましょう。
使える時間にも依りますが、社会人の場合は1ヶ月だと厳しいかもしれません。
時間的に余力があれば2ヶ月、長引かせたとしても3ヵ月程度で切ってしまった方が良いでしょう(必ず後ろ倒しになってくるので…)。
DUO3.0は全部で45セクションあります。目標期限に合わせて週単位でセクションを切っていきましょう。
ここは個人の性格に依りますが、学習を継続する時には調整できる柔軟さを残しておくのも必要です。
週単位であれば、今日遅れた分は明日取り返す、明日は勉強でき無さそうなので今日多めにやっておく、などの調整ができます。
もちろん日次で目標を立てて必達!でやっていける方はそちらの方が良いです。
例文を見ながら音声を聞き、わからない単語の意味を拾う
学習計画を決めたら、計画に沿って進めていきます。
音声を聞きながら、見出し例文を自分でも声を出して復唱し、わからない単語があれば単語の意味を拾っていってください。
この一巡目ではあまり細かい単語の用法や、他の意味まで覚えようとせず、あくまでも見出し例文内の意味だけにフォーカスしましょう。
二兎追うものは一兎も得ず。
一度に100%にするのではなく、少しずつ埋めていくように学習するのがコツです。
音声を聞き、日本語の意味をイメージしながら真似る
一巡した後は、テキストに頼らず音声だけを聞いてみてください。わからない所があればテキストで再度記憶を埋めてください。
一巡目よりも学習スピードは早めて、できるだけ短期間で終わらせてしまった方がよいです。
音声だけのリスニングを繰り返す
あとはどこまで続けるか?ですが、ある程度覚えてしまった後は音声CDを聞くだけでも「復習」をすることができます。
60分で全560構文を聞き流せるので、電車の中や車の中、お風呂などを活用すれば一日一回の復習もできます。
また、音に慣れてきたら1.5倍で再生するアプリなどを使い、30分に復習を短縮することも可能です。
もっと突き詰めたい方は再びテキストに戻り、単語の違う用法も覚えていくとよいでしょう。
まとめ
英語教材というのは使い方一つで得られる効果が本当に変わってきます。
DUO3.0は英単語・慣用句学習教材としては非常にコンパクトですが完成度が高いです。
私が高校生の時に正しい使い方を知っていれば、もっと早く英語が使えるようになっていたかもしれません。
ぜひ一冊使い倒してみて、その効果を実感してみてください。