社会人向けに、短い時間でも効果的に英語を勉強できるスマホアプリをご紹介します。
本記事では「英会話」「TOEIC」など学習目的別に、無料アプリも有料アプリもまとめてご紹介します。
有料アプリでも一部機能を無料で使えたり、無料体験できるものもあるのでぜひ積極的に試してみてください。
日常英会話の総合学習におすすめのアプリ
英会話能力を全体的に底上げしてくれる効果の高いアプリです。
社会人が英会話能力を身に着けるコツは、英文理解や単語暗記だけではなく「声に出して発信型の練習をすること」です。
最近のスマホアプリには様々な機能がついており、「社会人が実際に使うシーンを想定した練習」までできるものが出てきました。
「英語でとりあえず話せるように!」が目標の社会人は、このカテゴリのアプリを1つ入れておけばよいでしょう。
スタディサプリ 新日常英会話コース【有料(無料体験可)】
いくつかバージョンがありますが、スタディサプリ ENGLISH 新日常英会話コースは社会人が「英会話」に必要な能力をバランスよく勉強できるアプリです。
このアプリ一つで以下のことを勉強したり、練習したりすることができます。
- 英語ドラマで会話の流れごと勉強
- 単語やイディオムの習得
- ディクテーションによる英語耳の強化
- 使える英語フレーズの理解
- 使える英語フレーズの応用練習
- 文法の勉強
- 時事英語の勉強
アプリの全体設計もよくできており、「聞き取る」「理解する」「会話に反応する」の3つの練習が数分でできるようになっています(←これ大事)。
このアプリはかなり使いやすく、忙しい社会人・サラリーマンの人でも少しずつ着実に勉強できるので、筆者も実際に友人におすすめしています。
『日本人向け』に作られた英語学習アプリでは現在最も完成度が高いのではないでしょうか?
スタディサプリ日常英会話コースは有料アプリですが7日間の無料体験期間があります。
他のアプリを使ってもいまいち効果を感じなかった、という人はぜひ無料体験から試してみるてください。
ただし、無料体験は公式サイトからの登録が必要です。
無料体験終了後は自動的に課金されるので期間はカレンダーに入れておきましょう。
\7日間は完全無料!/
レビュー記事もあるので、参考にしてみてください。
Mondly【一部無料】
Mondlyは英語を含む世界33言語で展開されおり世界中でダウンロードされているアプリです。
「ゲームのような感覚」で基礎から単語や表現を学ぶことができます。
アプリで勉強できる内容は「日常会話」を意識した内容となっています。
1レッスンあたり数分なので忙しい社会人でも隙間時間で少しずつ勉強することが可能です。
マイクを使って声に出して覚えるよう促す機能もついています。
コンテンツは一部無料ですがすべてのコンテンツを使うためには費用がかかります。
アプリの内容が気に入れば課金をしても良いと思いますが、実際に使ってみた経験上、先に紹介したスタディサプリの方がお金を払う価値はあると思います。
Duolingo【無料】

世界中で2億人にダウンロードされた語学学習アプリです。日本よりも海外での方が有名かもしれません。
Duolingoの特徴も「ゲームで遊ぶように英語を学べる」ことです。
ダウンロードすれば一瞬でわかると思いますが、かなりゲームのような雰囲気です。
勉強も5分程度の短い時間でできますし、飽きが来ないように問題の出題形式も数パターンあります。
基本的に機能を無料で使うことができます。ゲームのHP(ヒットポイント)のような設定があり、HPがなくなるとレッスンを続けることができません。
待てばHPは回復しますが、有料のジェム(宝石)を使うことで回復が早くなり、できることが増える仕組みになっています。
Polyglots(ポリグロッツ)【一部無料】

Polyglotsはリーディング学習を中心としながら複合的に英語を学ぶことができるアプリです。
最も基本となる勉強は「英語の記事」を読むことですが、記事にネイティブの音声が付いていたり、音声に合わせた速度で記事がスクロールされたり、さらにわからない単語を単語帳に登録していくことができたり、とできることは多岐に及びます。
また「語学学習者同士」を繋いでコミュニケーションを促す機能も搭載されました。
よく「日本語を勉強している外人に日本語教えるから変わりに英語を教えて欲しい!」と言う人がいますが、Polyglotsで実現できます。
無料でも使うことができますがかなり機能は制限されます。
もし本格的に使いたいのであれば課金が必要となります。
課金プランはかなり幅があり月額480~6,500円まで。金額によりサービスにかなり幅があります。
Real 英会話【有料】

「こんな時に英語でなんて言うんだろう…」という疑問に対する答えが詰まっているのがReal英会話です。
有料アプリ(600円)でありながら、数年に渡り英語学習の人気アプリとして君臨し続ける有名アプリでもあります。
Real英会話の特徴は「超実用的な表現」がたっぷりと詰まっていることです。日本語訳も日常会話風なので、「こういう時はこう言えばいいのか」と自然に頭に入ってきます。
表現をインプットるするだけではなく、ディクテーションでリスニングを強化したり音声認識機能を使った発音練習も可能です。
TOEIC対策におすすめのアプリ
TOEICを受けるならTOEIC用のテスト対策が必要です。
日常英会話の勉強を続けてもダメです!特に社会人であれば、ビジネス英語も勉強する必要があります。
どれだけ英会話の実践力が身についても「テスト対策」をしないとTOEICのスコアはなかなか上がりません。
以下、TOEICテスト対策に特化した英語学習アプリをいくつかご紹介します。
スタディサプリ TOEICコース【有料(無料体験可能)】
まさにTOEIC予備校のアプリ版といったところで、『実戦』『学習』『復習』というステップでスコアアップが期待できます。
またTOEICの『本番』を意識しており、英語だけではなくTOEICというテストの性格から問題別の攻略法までみっちりと勉強できます。
この『テスト対策』ができる点は大きいですね。特にTOEIC初心者の方は恩恵が大きいはずです。
じっくりと腰を据えてTOEIC対策をしたい社会人はこのアプリ1本でも十分でしょう。有料アプリですがスタディサプリは7日間の無料体験が可能です。
無料体験は公式サイトから登録が必要です。
無料体験終了後は自動的に課金されるので期間はカレンダーに入れておきましょう。
\登録後7日間は完全無料!/
レビュー記事もあるので参考にしてみてください。

スタディサプリ TOEIC オンラインパーソナルコーチプラン【有料(無料体験可能)】
専任のコーチが学習をサポートし、3か月・6カ月の短期決戦でスコアアップに向けて寄り添ってくれます。
さらに本物のテキストを使い、アプリ以外での学習法までコーチングしてくれます。
どちらかというとアプリというより、アプリを使ったオンラインコーチングサービスですね。
効果も絶大で、実際に3か月で300点以上スコアアップした社会人の方もいます。
ただ、お値段もそれなりにするので
『半年以内に絶対にTOEICのスコアを上げる必要がある』
という人のみにおすすめします。
効果のほどは7日間の無料体験でお試しください。
無料体験は公式サイトから登録が必要です。
無料体験終了後は自動的に課金されるので期間はカレンダーに入れておきましょう。
\登録後7日間は完全無料/

レアジョブ瞬間英単語TOEIC600【無料】

TOEIC対策を始めよう!と決めたらまず入れておきたいアプリです。
TOEICの1つのラインは600点と言われていますが、まず600点突破に最低限必要な「300単語」に絞り込んだのが「レアジョブ瞬間英単語TOEIC600」です。
このアプリの面白いところは、瞬間的(1.5秒以内)に正答しないと「覚えた」という基準にならないところ。
まさに短い時間で大量の問題が出されるTOEICに絞り込んだ単語アプリです。
究極英単語 TOEIC 800【無料】

こちらは800点を目指す人向けのTOEIC単語対策アプリです。記憶理論に則って適切なタイミングで単語が再出題されるので、忙しい社会人でも毎日少しずつでも取り組んで勉強を続ければ単語力が自然に増えていきます。
難点は音声の読み上げが自動音声っぽくてあまり使えないところ。
ただ、無料でここまでの機能がついているTOEIC対策アプリはなかなかないでしょう。
TOEIC English Upgrader【無料】

TOEIC English Upgraderは日本でTOEIC Programを実施・運営する、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が提供する英語学習アプリです。
「シチュエーション別の会話文」が入っており、リスニング後に「理解度を試す問題」が出題される形式です。
かなりビジネスシーンに寄ったシチュエーションが多く、ビジネス英語の学習アプリとしても活用できるため、社会人に特におすすめのアプリです。

TOEIC 対策支援アプリ【一部無料】

TOEIC学習者の2人に1人が使っていると公表しているモンスター英語学習アプリです。アプリを経由してTOEIC音声教材を無料で利用することができます。
さらにユニークなのが書籍教材と連動して「マークシートの自動集計&学習分析」ができるところ。書籍を見ながら問題を解いていき、アプリに打ち込んでいきます。これはTOEICを勉強している人の半分が使うのも納得の機能です。
一部機能は無料です。すべての機能を使うためには月額利用費(1ヶ月200~360円)がかかります。
単語や熟語の学習におすすめのアプリ
単語や熟語力を集中的に強化したい社会人向けのアプリです。TOEIC向けではなく、日常英会話を勉強するためのアプリです。
通勤などの隙間時間で集中的に単語力を上げたい!という人におすすめです。
英単語アプリmikan 【無料】

TOEICやTOEFLなど、目的やレベル別に単語パックが用意された単語学習用のアプリです。
シンプルに表示された単語の意味を選択していくのですが、苦手な単語を自動判別して「あなたこれ苦手ですよね」とまとめて提示してくれるのが便利です。
とりあえずスマホに入れておけば電車の移動時間や、仕事の待ち時間などで取り組めるので社会人にもおすすめです。
究極英単語【一部無料】

人間の記憶理論「エピングハウスの忘却曲線」を活用した英単語暗記アプリです。簡単に言うと「忘れたころに単語を再度表示し、記憶を確実にする」というもの。
英単語ごとに暗記しやすいよう「イメージ画像(有料会員のみ)」を表示したり、「単語帳機能」や「学習管理機能」がついていたりと細かい部分にも気が利いています。
基本的な機能は無料で利用できますが、1日の学習単語数制限(30個)があります。また、無料会員の場合は一部機能が制限されています。
Genius 動画英単語 2200【有料】

動画付単語帳という新しいジャンルを切り開いたアプリです。単語アプリの中でも「神アプリ」としての高い評価を得ています。
単語パックが入っており一つずつ学ぶところまでは他のアプリと同じです。
Geniusのすごいところは単語ごとに動画解説がついている部分(視聴にはネット回線必要)。動画を使いながら1つの単語を使い方から類似語や対義語まで掘り下げていきます。
ただ単に丸暗記するよりも効率的で頭に入り込んでくる、ということで高評価に繋がっています。
確かに英単語は1つずつ学ぶよりも関連語や関連表現を紐づけていった方が効率が良い。しかし単語帳に動画をくっつけるという発想は今までなかったですね。
こちらのアプリはiPhoneのみの展開です。
絶対入れておきたい辞書アプリ
英語を勉強するならスマホに必ず辞書アプリを入れておいた方が良いです。気になった時にすぐにポケットから辞書を出せるのは本当に便利。
無料のアプリもありますが実践的ではありません。有料のアプリをおすすめします。
有料辞書アプリは安いものではないのですが、1回入れるとずっと使えるのでぜひ検討してみてください。
ウィズダム2【有料】

辞書アプリの中でも、ウィズダム2を強くおすすめします。
ウィズダム2は三省堂の「ウィズダム英和辞典」と「ウィズダム和英辞典」が1つになったアプリです。
一度使ってもらえばわかるのですがこれが本当に使いやすい。
単語の説明や用例が非常に細かく、類似語などもリンクを辿って深掘っていけます。
また、気になる単語はブックマークしておき、後から閲覧することも可能。
特に何もしなくても「閲覧履歴」が残るので後から調べた単語を復習することもできます。
2冊分の辞書なので少し値は張りますが、1度買えばずっと使えるので高い買い物ではありません。
筆者もすでに7年活用しており、海外に住む現在でもかなり助けられています。
むしろこのアプリがないと生きていけません。
スマホ学習で隙間時間を有効活用
スマホアプリの利点は、いつでも思いついた時に勉強ができることです。
スマホは肌身離さず持ち歩いているものなので、常に参考書を持って歩き回っているのと同じことです。
そのため、仕事で忙しい社会人でも、短い隙間時間を英単語や英会話の勉強時間として使うことができます。
1回3分でも、1日5回アプリを開けば15分。
1ヶ月=30日で450分(7.5時間)。
1年=12ヶ月で5400分(90時間)の学習時間に相当します。
これをやるのとやらないのとでは大きな差が出ますよ。
ただし!アプリはあまり入れ過ぎても結局使わなくなります。
いくつか試して「これだ!」と思ったものに絞り込んで残しておくのが良いでしょう。
一方、毎日の学習を考えるとジャンルは揃えておいた方が良いです。
「英単語」「総合学習」「辞書」の3点セットは入れておきたいところ。
総合学習系で有料のアプリを使うのであれば「英単語」は必要ないかもしれません。
いずれの場合にしろ「辞書」は入れておいた方が良いです。
スマホに本気の辞書を一度入れると便利さに病みつきになりますよ。