このページでは管理人個人の英語歴や当サイトを作った意図などを書いています。
少しでも共感いただけるポイントがあれば、きっとこのサイトはあなたの役に立てます。
現在の私について
現在私は東南アジアで自ら起業して働いています。普段関わる人たちは80%くらいが外国人。プライベートのパートナーも現地の外国人で会話はすべて英語です。
この部分だけ書けば「英語を使いこなせる特別な日本人」という印象を受けるかもしれませんが、断言します。
まったくそのようなことはありません。
現在は30代も半ばに差し掛かっていますが、10代、20代の頃はまさか自分が海外で英語を使いこなして働くなど夢にも思っていませんでした。
辛酸を舐めた20代
今の状況を抜きにすれば私の英語力のピークは高校時代でした。大学受験で英語が必要だったのでとにかく詰め込むような形で勉強したのを覚えています。しかし、学校のテストで良い点が取れたところで英語を話せるわけではありません。
大学では特に留学などもせず、平々凡々と過ごし卒業。そして国内の中小企業へ就職しました。社会人になりたての頃は仕事で英語に絡むことなく過ごしていたのですが、私の知らないところで時代は変わっていきました。
20代も半ばに入ったあたりから海外からの仕事が入ってくるように…。その都度英語が堪能な仲間に気まずい思いをしながら仕事を投げて何とかしのいでいました。「仕事を増やしてしまって申し訳ない」と詫びをいれつつも、他に選択肢もなく他人に頼り続けていました。
社長の気まぐれで「毎週持ち回りで英語スピーチやるぞ!」なんて取組みが始まった日には「あー、えー、んー」と詰まりながらカンニングペーパーを使ってなんとか切り抜ける始末。
もちろん社長は苦笑です。
一方、私は自信満々と道を歩くせいか、道端で外国人に道を聞かれることも多々ありました。
ネイティブに聞かれた際に対応できなかったのはもちろん、中国人にも「Haaaaaaaaah」とため息をつかれた時には自分が情けなくて仕方がありませんでした。
せっかく日本に来てくれたのだから彼らが楽しめるように助けてあげたい…。その気持ちは本物でしたが学校で学んだ英語はまったくの偽物でした。
勉強法がわからず悪戦苦闘の日々
誰が何と言おうともこれからの時代はグローバル。英語を話せた方が仕事もプライベートも充実することはわかっていました。
「このままだとまずいな…」と思うたびに、英会話教室へ通ってみたり、オンライン英会話をやってみたり、帰国子女組から紹介してもらった英語参考書を購入してみたりもしました。
しかし一向に状況は改善せず。
英語を読むことはできましたが、「聞く書く話す」などの会話能力は向上せず、コミュニケーションを取れるようにはなりませんでした。
部屋にはどんどん使わないテキストや参考書ばかりが増えていきます。
今思えばこれは地図が無い中で海を渡っていたようなもので、多くの日本人学習者が陥る状況にハマっていたのです。
学び方を教えてくれた小さな英会話スクール
私の人生を変えてくれたのは当時の上司でした。彼は私と同じく「英語苦手組」の一員で、取締役でありながらも肩身の狭い思いをしていました。
ところがあるタイミングを境に、いきなり流暢にはならないものの日に日に英語を使えるようになっていったのです。
私が英語に悩んでいることを知っていた上司はある日私に声をかけ、東京にある小さな英会話スクールを紹介してくれました。
正直名前も聞いたことも無いようなスクールでしたが「日本人が教える日本人のための英会話学校」というコンセプトに共感して私も通い始めました。
その学校はかなりのスパルタ教育でしたが、英語が上達した上司の姿を知っている私は騙されたと思って歯を食いしばって1年間通い続けました(後半半年はあまり通えませんでしたが…)。
嘘みたいな本当な話ですが3ヵ月も経つころには「英語を使ってみたい」という衝動に駆られるほど自信が出始めました。
試しに英会話学校にたまに来ていたバイトのネイティブと話してみたところ、簡単な会話ですが「言いたいことが少し言えるようになっていた」のです。
この時の喜びは私の人生を変えました。
「英語が苦手な日本人」から「英語が話せる日本人」へ一歩踏み出したのです。
正直その学校で使っていたテキストは普通のテキストです。何か特別な知識を教えてくれたわけでもありません。
私が学んだたった一つの重要なことは「日本人が第二言語として語学を学ぶ際の正しい学び方」でした。
このサイトを立ち上げた理由
私は今でも誰かに英会話教室を教えてくれと言われればその学校を教えています。お金と地理的な条件さえ揃っていれば一番の近道だと思っています。
ただ、英語学習者の中には数十万単位のお金を学習のためだけに使えない人もいるでしょう。また、東京以外に住んでいる人も多いでしょう(その学校は東京の中心部、しかも一か所にしか教室がない)。
だからこのサイトを立ち上げました。
私が体験した学習方法をできるだけ多くの方に伝えたい。
そのために、自分なりに一度咀嚼して整理をしました。
一番の中心となるのは「勉強法」へのフォーカスです。ただ、勉強法だけでは進まないこともあるため、必要に応じて「どこに住んでいても手に入る教材」を紹介しています。
「正しい英語学習方法を安価に再現する」のがこのサイトの目標です。
このサイトが役に立つ人
英語の学習方法というのは様々ですし、答えは一つではありません。性格や環境によって、また現在のレベルによって必要な情報も変わってきます。
下記のような方にはきっとこのサイトは役に立ちます。
- 英語のレベルは初心者~中級者手前(会話はわかるが発言ができない)
- やる気はあるが何から手をつければよいのかわからない
- 過去に英会話教室や通信講座なども体験したが効果が無かった
- 自分なりに勉強はしているがこのまま続けて話せるようになるのか不安
- 具体的で効率的、効果的なメソッドが欲しい
- 学習に数十万円もの予算はかけられない
- 今後ビジネス英語の展開も含めて長期的に使える勉強法を知りたい
このサイトが役に立たない人
逆に、下記のような方にはこのサイトの情報は役に立たないでしょう。
- すでに日常会話以上の能力がありさらに高みを目指したい
- ビジネス英語に特化した学習法を学びたい
- 英語に特化したキャリアアップを目指していきたい
- TOEICに特化した勉強をしたい
- 通訳を目指している
- 英会話教室へ長期的に通える金銭的余裕がある
- 短期的に楽な方法を探している(私の勉強法はそれなりに時間はかかります)
まとめ
英語とスポーツはとても似ています。上達するには正しい練習方法やコーチが必要です。
また、必ずしもスーパープレイヤーが良いコーチになれるわけでもありません。英語ペラペラの帰国子女が必ずしも良い先生になれないのはこの現象に似ています。
正しいトレーニングをすればスポーツはある程度まで必ず上達します。同じく英語も正しい勉強法をしっかりと実践できれば必ず使えるようになります。
平々凡々と英語と疎遠に過ごしていた私が上達できたのですから、正しい勉強法だと自信を持って言えます。
本サイトでまとめていく情報が少しでも誰かの役に立てれば幸いです。
具体的に勉強計画について考えてみたい方は、次の記事も参考にしてみてください。
