英語を勉強しているのに話せない、という方にはいくつかの共通点があります。
最も多いのは「練習不足」のパターン。
勉強ばかりしていて、いきなり実戦に挑み自信を失ってしまうパターンです。
「なんだ、そんな簡単なことか…練習もちゃんとやってるよ…」
と思うかもしれませんが、本当ですか?
練習=英会話
だと思っていませんか?
「練習することにより、何を習得するのか?」をきちんと説明できますか?
この記事では「英語を話せるようになる練習」についてまとめていきます。
日本人で英語を話せない人のほとんどは練習が不足しているだけ

英語初心者の方で「勉強しているのに英語が話せない」と言っている人のほとんどは、単に練習不足なだけです。もしくは正しい練習の仕方を知らないだけ。
理由は以下の通りです。
- 簡単な日常会話で使う英語は中学校レベルの知識で十分
- 日本は教育水準が高く国民のほとんどが高等教育まで受けている
- 日本人は勤勉な人が多く「知識の習得」については十分な人が多い
言い換えると「ほとんどの人はすでに十分な知識があるのに使いこなせていない」ということです。
武器は持っているのに使い方を知らない…とも言えるかもしれません。
しかし、だからこそちょっと実戦向けの練習をするだけで、一気に自信をつけて話せるようになる人も多いんですよ。
英語とスポーツの共通点

英語が話せるようになるまでの過程は、スポーツに例えるとよくわかります。
例えば『野球』に当てはめて考えてみてください。
野球を始めると、最初にやるのは『キャッチボール』です。その後に『打撃』の練習や千本ノックのような『守備』の練習をやっていきます。英語に当てはめると『英単語』や『熟語』の勉強に近いかもしれません。
そして野球自体のルールも学びます。英語だとさしずめ『文法』でしょうか。
基礎的な技術も習得したし、ルールも学んだ。さぁ試合だ!
となって勝てるほど野球は甘くありません。
試合に勝つためには『実戦』に即した練習が必要です。
野球ブログではないので細かい話は割愛しますが、あらゆるシーンを想定した『セットプレー』の練習などをします。満塁の時はどうする?一塁三塁の場合は?などです。
セットプレーの練習を十分にやることで、試合では頭で考えなくてもある程度は体が勝手に反応してくれます。
英語も同じです。
英会話という試合で勝つためには『実戦』に即した練習が必要です。
シーンを想定した言い回しの練習をしておくことで、ゼロから文章を組み立てなくてもスパッと切り返せる表現が増えていきます。
持っている『インプットした知識』を『実戦で使えるアウトプット』に『繋げる』ための練習が大切なんです。
最も効果的な練習はフレーズや型ごと覚えてしまうこと

個人的な経験から、最も簡単で効果的な『繋げる』練習は、『フレーズ習得』です。
難しく考える必要はなく、単に『短い文章としての英語の型』を徹底的に体に刷り込ませる、という練習です。
別の言い方をすると、便利な英語の表現を『徹底的にパクって自分のものにする』とも言えます。
これが本当に効果的です。
考えてみてください。赤ちゃんが言葉を学ぶ時だって、最初は両親が話している言葉を真似するところから始まりますよね?
英語はアートでもなんでもなくコミュニケーションのツールです。何もゼロから生み出す必要はなく、すでにあるものを盗むことから始めればいいんです。
「え?それって丸暗記でしょ?そんなこと続けても本当の意味で話せるようにならないでしょ」
と思うかもしれませんが、いいんです。基本を知ってから応用すればいい。
ある程度話せるようになり、自信を付けたあとに自分なりの表現や細かい言い回しを増やしていけばいいのです。
では具体的にはどう練習するのか?
フレーズ習得の詳しい話は以下の記事を参照してみてください。
具体的なやり方についてまとめています。
