英語コラム

英語を話せなかった日本人が英語を話せるようになって感じた10のメリット

私は数年前まで、世に多くいる英語を話せない日本人でした。

30歳になるまでは自分が英語を話せるようになるとは夢にも思っていませんでした。どこか「英語を話す」ということが自分とは違う世界のことだと感じていたんですね。

それから数年し、私は日本で英語を話せるようになり、今は海外で英語を使いながら働いています。

英語を話せない人、から英語を話せる人、という評価に変わって5年ほど経過したでしようか。

この5年で私は新しい出会いや経験をたくさんしました。

英語が話せるようになった今、心の底から自信を持って言えるのは「英語を話せると人生が変わる」ということです。また「英語を話せない人生よりも英語を話せる人生の方が豊かになる」ということです。

日本人が英語を話せるようになると多くのメリットがあります。

この記事では「今から英語を学習したい方」、そして「今まさに初心者から抜け出そうと頑張っている方」に向けて「英語を話せるようになるメリット」を私なりにまとめてみます。

特に社会人になってから英語を勉強しようと一念発起した方に向けて書きます。私もそうだったからです。

海外のどこでも旅行を存分に楽しめる

英語は世界の公用語です。たとえ英語圏でない国でも、空港やホテル、観光地など旅行者に関連する場所は英語が通じます。

英語が話せない頃はホテルでホテルマンと会話するのも怖く、街中でも人に話しかけるなんて怖くてできませんでした。ガイドブックのみが旅行の世界。今思えばあの時期は海外旅行をフルには楽しめていなかったかもしれません。

英語がある程度自由に使える今は海外のどこにいっても楽しむことができます。

わからないことや知りたいことは現地の人たちに聞けばいい。下手したらガイドブックもいらないです。

英語圏ではない国に行ったとしても探せば誰か英語を話せる人はいます。

この海外旅行での自由さはぜひ色々な方に体験してもらいたいメリットです。

 

仕事の選択肢が広がる

月並みですが英語が使えると仕事の幅が広がります。

ビジネス英語まで使えるようになれば、海外で働くこともできます。また、日本国内で英語を使うポジションにつくこともできるでしょう。これからの時代を考えると日本で英語を使う仕事はどんどん増えていくのではないでしょうか?

同じ専門スキルを持っている人であれば、英語を使える方が使えない人よりも給与を多くもらえます。

仕事の内容だけではなく、職種によっては色々な国の人々と仕事ができるのも魅力ですね。日系企業の海外進出も増えているので日本をベースにしながら海外を飛び回るような仕事に就けるかもしれません。

ちなみに私は今は東南アジアで働いています。日本人以外の人たちと働けるのは非常に刺激的で自分の知見を広げてくれます。

 

国際恋愛を経験できる

英語が話せると恋愛の対象も広がります。日本人以外の英語を話せる人全員が恋人、配偶者の候補になります。

実は私自身、パートナーが外国人で現在結婚の準備を進めています。結婚と同時に外国人の兄弟や両親を持つことになります。

実際に国際恋愛をしている経験から、ぜひ多くの人々に国際恋愛を経験してほしい!と心から感じます。

ここでは多くは語りませんが、国際恋愛は自分の知見を大きく広げてくれます。

結婚までとは言わずとも、外国人と本気の恋愛を一度経験することは人生の貴重な経験となるはずです。

 

世界中の人と友人になれる

英語を話せるようになると友人の幅が広がります。

現在は世界に英語話者は17.5億人いると言われています。だいたい世界の4人に1人という計算ですね。

日本語しか話せなかった時、私のFacebookには日本人の友人しかいませんでした。もちろんTimelineは日本人からの日本語の投稿だけ。

英語を話せるようになり、海外で働くようになった今、FacebookのTimelineは外国人からの投稿が流れてきます。

外国人の友人は色々な意味で面白い。文化やノリも違うし、SNSに投稿するニュースのフィルターも違います。

少し古い話ですが、私はピコ太郎のPPAPを日本人からではなく海外の友人の投稿で知りました。最初はなんでこんなの流れてるんだ?と思いましたが瞬く間にトレンドになり、日本に逆輸入の形で彼は時の人になっちゃいましたね(笑)

こういう経緯をリアルに感じられたのも英語を話せるようになったメリットなのかもしれません。

 

性格が大胆になる

不思議と多くの人から聞きますが、英語を話せるようになると性格が大胆になります。言葉の性質がそうさせるのか、それとも英語を話せるようになったという自信がそうさせるのか…?

理由はわかりませんが、私も実際感じます。仕事やプライベートで出会う外国人たちから知らない内に影響を受けているのかもしれませんね。

 

物事をシンプルに捉えられるようになる

日本語は曖昧な表現を好みますが、英語は明確な表現を好みます。

日本語を日本語のまま英語にしようとすると難しいことが多く、日本語の表現をシンプルに捉え直して英語にしなければなりません。

これを繰り返すうちに物事をシンプルに捉える癖がつきます。

英語を使う時だけではなく、これ実は仕事全般で役に立つメリットかもしれません。

 

日本にいるとちょっとした優越感を感じる

海外だと特に感じませんが、日本で英語を使うと羨望のまなざしを感じることがあります。

英語学習者が増えてもまだまだ多くの日本人は英語を話せません。少し話せるだけでも「すごい!」「うらやましい!」と言われます。

地元(田舎です)に帰った時などはもはや「勇者」のような扱いをされます。

 

私はいい年した大人ですが、やはり「ちょっとした優越感」は感じてしまいますよね(笑)

これが世に言う承認欲求というやつでしょうか。

 

困っている外国人を助けられる

英語を使って人の役に立つこともできます。特に嬉しいのは困っている外国人を助けられることです。最近は訪日観光客も増えたので日本の街中で外国人を見かける機会も増えました。

昔は困っている外国人を見かけても「(頼むから俺に聞かないでくれ)」と心の中で祈っていました。

今では自分から気軽にMay I help you? と声をかけることができます。そして大変感謝されます。

シンプルに、人を助けて感謝されるのは気持ち良いです。

 

英語で情報を直接取れる

英語で情報を直接取ることができるのも大きなメリットです。

日本で流れる情報というのは実はごく一部で、世界には日本に入ってこない情報が山ほどあります。

何か専門情報を探る時、英語サイトを辿ると日本には入っていない「最新情報」を得ることができます。

また、同じニュースでも日本語メディアと英語メディアでは異なる視点で報道されていることも多々。

日本のメディアというのはけっこうなレベル感で印象操作していますからね…。

英語を使えるとまさしく「視野」が広がります。

 

日本を客観的に見れるようになる

これが一番大きなメリットだと思うのですが、英語を話せると日本を客観的に見れるようになります。

仕事を通じて、プライベートの友人を通じて、はたまた英語で得た情報を通じて、日本人とは異なる視点から見た日本を知ることになります。

これは時には耳が痛いこともあります。

例えば日本だとどうしても「日本はすごい」という感覚に陥りがちです。多くのマスメディアがそのように報道しますし、視聴者もそのような内容を好むからです。

ところが実際は日本は「過去の国」となりつつあります。ビジネス面では「日本の組織は仕事が遅い」と言う評価が下されることも多々。

ただ、これらは文句ではなく客観的な評価です。客観的な評価を知ることで日本について深く考える機会にもなりますし、逆にさらに良い点を見つけることができるかもしれません。

 

英語を学習して人生を豊かにしよう

月並みですが、英語を話せるようになると人生が豊かになります。特に島国で日本語だけで生活している私たち日本人にとっては「英語を話せるメリット」というのは果てしなく大きいと言えるでしょう。

英語が苦手とされる日本人ですが、世の中には英語を話せる日本人もたくさんいます。正しい学習法をコツコツと続けていけば必ず英語は話せるようになります。

英語を学習し、ぜひ人生を豊かにするきっかけをつかんでください。