このページでは英語学習における目的設定の重要性を書いています。
英語の学習は続けることが重要です。そして続けるためには目的を具体的に持つことが大切です。
最初の目的意識をキープできるかどうかが成否の分かれ目と言っても過言ではありません。
あなたが英語を学ぶ目的は何でしょう?
突然ですが、あなたが「今度こそ英語を!」と思われた目的は何でしょう?
- TOEICでスコア800と取りたい?
- 英語を字幕なしで楽しみたい?
- 外国人と話せるようになりたい?
これらは目標にはなるかもしれませんが、目的ではありません。
目的とは目標の先にある目指すべき的(まと)です。
この的が明確であればあるほど英語を使えるようになる可能性が高いです。
大人の英語学習には苦しい時期と楽しい時期がある
まだ言語能力が固まっていない子供であればわかりませんが、日本人が大人になってから英語を勉強する際には必ず「苦しい時期(≒面白くない時期)」と「楽しい時期」があります。
ここでは詳しくは語りませんが、一般的に外国人が語学を学ぶためには「文法」と「単語の知識」が必要です。これが無ければ文字はアルファベットの羅列にしか見えず、音声はただの音にしか聞こえません。
しかし最初のこの段階が一番つまらないのです。言語学者などで「おお、なんとこの文字の並びは美しいんだ!」というような人ではない限りは面白くないだろうなぁと…。
ただ、英語というのは不思議なものである時期を境に「ググッ」と一気にパワーアップするタイミングがあります。
スムーズに文章が言葉で出てくるようになったり、英語の音声がいきなり言葉として頭に入り込んできたりします。
こうなってくればこっちのもの!
やればやるほど自分に返ってくることを実感しているので、努力を努力と思わないようになります。あとは放っておくだけでも勝手に伸びていくでしょう。
ただ、多くの人はこの楽しい時期に来る前に挫折します。
目的が具体的だと苦しい時期も耐えられる
目的を明確にすると苦しい時期を乗り越える可能性が高まります。2つの理由があります。
精神論的に踏ん張れる
1つの理由は完全に根性論です。
目的が明確で、なりたい自分のイメージが頭の中に具体的にあるほどつらい時期でも耐え忍ぶことができます。
これは完全にスポーツの練習と一緒ですね。
上達を早く感じることができる
2つめの理由はもう少し理論的です。
「英語学習の目的」が明確なほど、学ぶべきことも明確になっていきます。
例えば目的が「海外旅行でツアーを使わずに自由気ままに旅をして知らない世界を見たい」であった場合、必要な英語は旅先での小粋なコミュニケーションです。
いくつも学ぶことがある中で、この「旅先での小粋なコミュニケーション」に近いものに触れた時に「目的に近づいてる」と感じやすくなります。
目的が「英語圏で白人の彼氏を見つけて結婚する」であれば「デートで使えそうな単語」に少しでも触れた際に上達を感じられます。
このように上達の閾値(境目となる値)を小さくしていくのも英語学習では重要です。
また、使うシーンがイメージできた状態で練習をする方が習得が早いという利点もあります(スポーツのイメージトレーニングと一緒です)。
あなたはなぜ英語を学びたいのですか?
今一度イメージしてみてください。
具体的に自分が英語を使っている姿をイメージして「えへへへ」と微笑んでしまうくらい具体的にイメージしてください。
英語を習得した先にある自分はどこで何をしていますか?誰と時間を過ごしていますか?
ちなみに、私の場合は英語が全然使えなかったにも関わらず「アジアに飛び出し、世界を知っている男になる」という大それた目的を持っていました。
そのために「日本を出る前に最低限自分の言いたいことを英語で主張できるようになる」という目標を立てていました。
今こうして書いてみても大それた目的と目標だなぁ、と感じますがそれはそれでよい効果がありました。
私の勉強法はとにかく声に出すことを重視しているのですが、自宅で声に出して練習するときも、目の前にはどこの国だかはわかりませんが「ビジネスマン」をイメージして話しかけていました。
そして英語を話す自分を脳内でイメージし、時にはほくそ笑んだりしていました…。
まとめ
正しい勉強法と明確な動機があれば必ず英語は使えるようになります。今勉強を進めている方も、これから開始する方も、一度立ち止まり整理してみるのも良いでしょう。
目的がすでに明確で、具体的な勉強計画・学習法を求めている方は次の記事も参考にしてみてください。