海外ドラマが豊富で、英語字幕機能もあるU-NEXTは英語学習におすすめです。ただ、「U-NEXTを使いたいけどいったいどのドラマを見れば良いのだろう?」と悩む方もいるでしょう。
もちろん「興味のあるドラマ」を選ぶのは大事ですが、「自分のレベルや目的に沿ったドラマ」を選ぶことも大切です。
この記事ではU-NEXTで見ることができる「英語学習におすすめの海外ドラマ(英語字幕付き)」を厳選してご紹介します。後半では選び方についても軽く触れます。
U-NEXT自体について知りたい方は下記の記事をご覧ください。
Contents
U-NEXTで英語学習におすすめの、英語字幕付き海外ドラマ
初級者向け
まずは初級者向けのドラマです。ネイティブの会話にほとんど触れたことがない、という方はこの辺りから始めると良いでしょう。
フレンズ
概要
1994年放映開始。
社会に出たけどどこか学生っ気が抜けない仲良し6人組の男女をテーマにした日常ドラマ。仕事、恋愛、友情、家族と様々なテーマを元に物語が展開されていきます。
人気がピーク時は30秒コマーシャルに2億円の価格が付いたモンスター級の人気を誇ったドラマでもあります。
英語について
英語学習教材としての王道ドラマです。ドラマ自体が「The日常」をテーマとしているため、一般的に使われる日常会話を存分に聞くことができます。また、スピードもそこまで早くないため初心者でも比較的取り組みやすいドラマです。
中で使われるジョークには「実際に外国人との会話で使える」という評価もあれば、「国も世代も違うのでまったく面白くない」という評価もあります。そこは好き好きです。
デスパレートな妻たち
概要
2004年放映開始。
アメリカの裕福なエリア、住宅街ウェステリア通りで繰り広げられる主婦たちの波乱万丈な日常を描いたドラマ。絵本作家、元トップモデル、元キャリアウーマン、お嬢様気質のカリスマ主婦、という個性の強い4人が子育てから不倫まで余すことなく魅せてくれます。
日本でも大人気になったドラマで、男性ファンが多かったのも特徴。
英語について
特別な人たちではなく、「平凡な主婦」や「平凡な夫」、そして「平凡な家族」を取り巻く物語というのがポイントです。まさにアメリカの一般家庭をテーマにしているため、日常生活で使う幅広い表現を学ぶことができます。もちろんドラマとしても秀逸なので飽きずに見ることができるのもポイントです。
中級者向け
ある程度の会話なら聞くことができる、という方向けの作品です。
glee
概要
2009年放映開始。
アメリカオハイオ州にある高校の合唱部を、とある教師が立て直していくスクールドラマ。個性的で問題児たちを一人ずつ立て直していき、大会での優勝を目標に突き進んでいく王道ドラマです。
英語について
校内が舞台ということで使われている英語は一般的なものです。ただ、英語のスピードはやや速めです。
この手の音楽系のドラマは面白さに定評がありますよね。たしかに英語のスピードは速めですが「自分は初心者だから…」と引かずに、音楽モノが好きであればgleeから学習を始めてみてもよいと思います。
24
概要
2001年放映開始。
ドラマの新機軸を作ったと言っても過言ではない、リアルタイムドラマです。主人公ジャックバウワーによるテロとの戦いがテーマ。24の名の通り、ドラマは1話で1時間、24話を使って1日の出来事を描きます。
日本でも大ヒットし、ジャックバウアーの物まねをするコメディアンも多数出るほどに人気が出ました。
英語について
テロとの戦いというと専門用語ばかりの話を想像しますが、意外にも24は英語教材として素材に使われるほどのドラマです。
短い時間の中、端的に関係各所と連携するジャックバウワー。その中では依頼、確認、相談、交渉、調整など実際のビジネスでも起こりうる表現も登場します。なかなか学びにくい「電話でのコミュニケーション」が多いのも特徴です。
上級者向け
日常会話だけではなく、専門的な用語やスラング含めて幅を広げたい、という上級者向けの作品です。
ゴシップガール
概要
2007年放映開始。
ニューヨーク・マンハッタンのアッパー・イーストサイドを舞台にした高校生活をテーマにしたドラマ。高校生活といっても普通の生活ではなく、かなり「ハイソサエティ」で酒ありパーティーあり、そして性の乱れありのお話。
「ゴシップガール」なる人物が運営する情報サイトを軸に、笑い、嫉妬、涙、そして愛ありの恋愛ドラマが繰り広げられます。
英語について
海外ドラマ好きの中でも特に評価の高い作品で、純粋にドラマとして見るだけでも楽しめます。一応は「ハイソサエティな高校生の日常」が舞台のため、日常会話で至極普通に使われる表現も多数登場します。が、それと同時にかなり実戦よりの「スラング」も頻繁に使われます。
知らないうちにスラングを覚えてしまった、ということのないようにある程度英語力を身に着けた方向けです。英語のスピードはかなり早め。
ホワイトカラー
概要
2009年放映開始。
元天才詐欺師の脱獄囚とFBI捜査官が犯罪を解決していく犯罪ドラマ。知的好奇心をくすぐる構成で難解な事件をバシバシ解決していく姿は気持ちよさすら感じます。ミステリー好きや知的な話が好きな人は特におすすめです。
英語について
「犯罪シリーズなんて特種すぎない?難しそう」と思うかもしれませんが、実際に特種で難解です。警察が使うような専門用語もたっぷり出てくるため、ある程度語彙力がある人でなければ難しいかもしれません。ただ、SFものや脱獄系よりは実用的な英語を学べるためリストに入れています。
英語教材として海外ドラマを選ぶ際の注意点
上記は一般的に英語用教材として使いやすいドラマを紹介しました。もちろん他のドラマを選んで取り組むのでも大丈夫です。U-NEXTではここで紹介した以外にも、多数の英語字幕付き海外ドラマがあります。
ただ、ドラマを選ぶ際にはいくつか注意点があります。
非日常設定には要注意
海外ドラマは面白いものがたくさんあります。できれば面白いものを選びたいのですが「非日常設定」のドラマは避けましょう。非日常設定とは、たとえば刑務所脱獄系やSF系などです。
ネイティブの会話なので「間違っている」ということは無いのですが、我々外国人があまり使う機会のない言葉を学んでもあまり意味がありません。
100パーセントNG!というわけではありませんが、できれば日常をテーマに扱うドラマの方が望ましいでしょう。
難易度も大事けど、好みも大事
この記事では「難易度」別に紹介しましたが、「好み」も同じくらい大切です。なぜなら英語の学習で海外ドラマを使う場合、何度も同じドラマを見ることになるからです。
一度や二度ではなく数度見るので、単純に「英語勉強するぞ!」という気持ちだけだと飽きてしまいます。というより、それだけだと海外ドラマを使う意味があまりないです(楽しみながら学ぶのが海外ドラマ学習の本懐です)。
ドラマ自体の物語や世界観が好きだと、繰り返して見ることが苦になりません。
感情移入できるドラマだとベスト
物語に加え、さらに登場人物まで好きになれると素晴らしいです。
勉強する過程で英語を呟いて練習することになりますが、その際に「イメージしながら練習する」というのが非常に重要です。登場人物が好きであればイメージトレーニングも取組やすいし、イメージのレベルも上がります。
これが意外に後々効果として効いてきます。
好みのドラマ×正しい学習法でまずは続けるのが大事
色々と書きましたが、せっかく海外ドラマを使うので楽しみながら勉強するのが一番です(笑) 好みのドラマを見つけて楽しく取り組んでください。継続は力なり、です。
ただ、どうせ時間を使うなら「正しい勉強法」で取り組みましょう。U-NEXTが英語学習に向いている理由や、英語学習での使い方についてはぜひ下記も参考にしてください。